冬から早春にかけて、濃い緑の中にぽつぽと赤い花を咲かせる。ツバキは日本の風土・気候にあうため、古来から鑑賞用として、また髪の毛につける椿油、櫛の材料としても使われてきました。日本固有の原種としては、ヤブツバキ、ユキツバキ、サザンカ、ヒメサザンカの4種ですが、園芸品種が江戸時代には数多くつくられて、現在ではセイヨウツバキなどを含めて6,000種以上あるといわれています。
花が美しく利用価値も高いので万葉集の頃からよく知られたが、特に近世に茶花として好まれ多くの園芸品種が作られた。美術や音楽の作品にもしばしば取り上げられている。
ツバキの花は、サザンカと違って花びらが個々に散るのではなく、花全体が落下していまうため、首が落ちることを連想するため武士は嫌いました。それが首が落ちる様子を連想させるために入院している人などのお見舞いに持っていくことはタブーとされている。
この様は古来より落椿とも表現され、俳句においては春の季語である。逆に寺院ではツバキの銘木が大切に育てられ京都の金閣寺、銀閣寺などに見ることができます。
科属:ツバキ科ツバキ属
学名:Camellia japonica
和名:ヤブツバキ(藪椿)
花期:11~4月
別名:ヤマツバキ
英名:Camellia
園芸分類:常緑高木
樹高:10~15m
花色:赤色
葉のつき方:互生
原産地:日本
栽培適地:本州~沖縄
花言葉:高潔な理性、気取らぬ優美、控えめな美点、魅力
誕生花:1月10日、1月14日、1月25日、2月3日、
2月4日、4月29日、11月11日、12月10日
撮影:2013.03.10 川口市立グリーンセンター
カメラ:Canon EOS 60D
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