2012年10月6~8日間は前半の2日間は雨天で8日のみ晴れました。そのため8日のみの撮影になってしまいました。
300年の歴史がある秩父夜祭は、各町会の4基の屋台と笠鉾2基が市内を巡りました。
市によると、1913年までは花笠を付けていましたが、市内に電線が張り巡らされて以降、約13~15メートルの高さがある笠鉾は夜祭では引かれなくなり、花笠を外して行われてきました。
この8日引き回されたのは、鮮やかな飾り花がついた中近(なかちか)笠鉾で、電線に引っかからないよう、夜祭とは別のコースで運行されました。
午前9時に秩父鉄道秩父駅前をスタートした中近笠鉾は各所で直角に方向転換するための作業を繰り返しながら秩父駅前通りを笠鉾収蔵庫に向かいました。
秩父夜祭は毎年12月3日に催されますが、宮地、本、中、上町の屋台4基と笠鉾2基の計6基が1962年に国指定重要有形民俗文化財指定を受け、今年で50周年を迎えたのを記念して10月6~8日にかけて笠鉾特別曳行が開催されました。
8日、下郷(したごう)笠鉾は秩父神社境内で飾り置きされていました。
撮影地:埼玉県秩父市秩父鉄道駅前
撮影日:2012.10.08