ショウジョウバカマ・猩々袴 Oriental swamp pink,swamppink,Japanese hyacinth
花の色は生育場所によって、淡紅色、紫色、白色と変化に富んでいます。
北海道から九州までの、山地のやや湿った場所に生える多年草。
垂直分布が広く、人里近くの田んぼの畦道から高山帯の高層湿原まで生えています。
名前の由来のショウジョウとは、漢字では猩猩と書きます。
名前は花を中国の伝説上の動物、猩々(しょうじょう)の赤い顔に、葉を袴に見立てたものです。
花の部分が中国の架空の動物の猿(オランウータン)に顔が似ているところから、袴は葉をさします。
葉は広い線形でなめらか、根本から多数出てロゼット状に平らに広がる。
花茎はその中から出て高さは10~20cm、先端に横向きに花が付く。
花の色は生育場所によって、淡紅色、紫色、白色と変化に富んでいる。
花期は低山では3~4月ですが、高山では雪渓が溶けたあとの6~7月になります。
栃木県のカタクリ山公園にはミズバショウ、ザゼンソウ、カタクリ、山ツツジなどが観察できます。
昔の人は想像力が豊かだったのでしょうね、とても猿の顔に似ているとは思えません。
【基本データ】
科属:ユリ科ショウジョウバカマ属
学名:Heloniopsis orientalis
英名:Oriental swamp pink,swamppink,Japanese hyacinth
漢字表記:猩々袴
花期:3~5月
和名:ショウジョウバカマ
園芸分類:耐寒性多年草、野草
花色:紅紫、白、ピンク
草丈:10~20cm
原産地:日本
花言葉:希望
誕生花:3月27日
撮影:栃木県那珂川町カタクリ山公園
撮影:2014.03.19 都立水元公園
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