イワヤツデ・岩八手
山草として観賞用に栽培されます。岩地に生えて、葉の形がヤツデ(八手)に似ているからこの名前がつきました。
ユキノシタ科ムクデニア属(分類によりアセリフィラム属)・耐寒性多年草。 宿根の山野草です。都立水元公園木陰の野草園に咲いていました。 山草として観賞用に栽培されることがあります。岩地に生えて,葉の形がヤツデ(八手)に似ているからこの名前がつきました。 名称の由来は蕾の先端が丹頂鶴の頭のように赤く染まること、雄しべの先端が丹頂鶴のように赤いことから名付けられました。 またヤツデのように手を広げた葉の形に長い花茎に白い花を咲かせる姿が丹頂鶴に似ていることからなどから付けられたものと言われています。 また渓谷や岩場などの湿ったところに自生し、葉が八手に似ていることから「イワヤツデ(岩八手)」の名があります。 イワヤツデは基部より柄の長い掌状の葉を出します。葉は艶があり縁には鋸歯があります。 丹頂草の方が風情のある名ですが、今では岩八手の名で出回る方が多いです。
【基本データ】
科属:ユキノシタ科ムクデニア属
園芸分類:耐寒性多年草
品種名:イワヤツデ
学名:Mukdenia rossii
英名:―
漢字表記:岩八手
花期:3~5月
別名:タンチョウソウ(丹頂草)
花色:白色
原産地:中国東部~朝鮮半島
草丈:20~30cm
花言葉:愛嬌
誕生花:――
撮影:2013/03/24 都立水元公園
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