クルメツツジ・久留米躑躅 Kurume Azalea
久留米ツツジは江戸時代の天保時代(1831~1845年)に、現在の福岡県久留米市にあった久留米藩の坂本元蔵がサタツツジとヤマツツジやミヤマキリシマを交配して新しい品種を改良したのが始まりです。
その後、幕末まで多くの育種家によって改良が続けられて、今日の久留米ツツジの基礎ができました。
現在までに750品種が作出されたと言われていますが、300品種程度が現存しています。
現代でも続々と新種が作出されています。
クルメツツジはヒラドツツジと並んで園芸品種が多い。
色彩の派手な品種で小輪から中輪の花が株全体を覆うように咲きます。
葉は常緑で、枝葉が密に纏まって茂る、概ね強健で育て易い。
ツツジの中では樹形が小さく纏まり易いといった特徴があります。現代の園芸事情によく合っているといえます。