ウツギ・空木 Deutzia crenata
アジサイ科ウツギ属の落葉低木で、ウノハナ(卯の花)とも呼ばれます。
ウツギ・空木はアジサイ科ウツギ属の落葉低木で、ウノハナ(卯の花)とも呼ばれます。
本種は、旧分類では「ユキノシタ科」とされていました。
名前の由来は色々ありますが、木が古くなると枝が中空になることから、卯月に咲く花だから、木釘の材料として用いられ「打木」とする説などがあります。
ウツギという名のついた植物は他に何種類もあります。枝や幹の中心が空洞になっています。
空木(うつぎ)はアジサイ科のウツギ属に属するものだけで、普通卯の花と呼ばれてるウツギ、マルバウツギ、ヒメウツギなどです。
ところが他の科に属するものでも、葉や花が似ているところから○○ウツギと名前の付く植物はたくさんあります。
アジサイ科ウツギ属のウツギはウツギ、ヒメウツギ、バイカウツギ、サラサウツギ。
スイカズラ科タニウツギ属のウツギはハコネウツギ、タニウツギ、ベニバナノツクバネウツギ、ベニウツギ、ウコンウツギ、ツクバネウツギ、ニシキウツギなど。
ミツバウツギ科のツクバネウツギ。
バラ科のコゴメウツギ、カナウツギ。ドクウツギ科のドクウツギ。フジウツギ科のフジウツギなどウツギの名がついたものが沢山あってまごついてしまいます。
昔から親しまれている木で新潟県大潟町ゆかりの音楽家、小山作之助の唱歌「夏は来ぬ」の詩のなかにもにも「ウノハナのにおう垣根に・・・・」と歌われている。
【基本データ】
園芸分類:落葉低木
科属:アジサイ科ウツギ属
品種名:ウツギ
学名:Deutzia crenata Sieb. et Zucc.
花期:5~6月
花色:白色
別名:ウノハナ(卯の花)
分布:全国
木の高さ:2m未満
花びら:5枚
原産地:日本など
花言葉:古風、風情、秘密
誕生花:6月4日
撮影:2010/05/25 都立向島百花園
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