ビョウヤナギ・美容柳 Chinese hypericum
長い雄しべをふさふさ生やした黄色い花が印象的です。
和・洋どちらの庭にも合い、通路沿いに列植しても楽しい。
自宅にもビョウヤナギがありますが、長い雄しべをふさふさ生やした黄色い花が印象的です。
ヤナギとはまるで植物的に関係ない種類ですが、ヤナギに似て細長く、先が丸い葉をヤナギの葉に見立ててこの名があります。
一つの花の寿命は短いが、花が終わっても、つぼみが次々と開花して咲き続けるため、しばらくは楽しめます。
オトギリソウ属の同じ仲間でキンシバイがあります。
キンシバイも花色は黄色、雄しべがたくさんあって似ていますが、キンシバイの葉は先が尖っていて、ビョウヤナギの葉は先が丸くなっていて、キンシバイの花はお椀型なのに対して、ビョウヤナギのほうが花が開いて咲いているようです。
花姿がにているものにトモエソウ(草本)がありますが、トモエソウはビョウヤナギ(木本)より花弁が巴型のように曲がっていて舟のスクリュープロペラのような感じです。
【基本データ】
科属:オトギリソウ科オトギリソウ属
園芸分類:半落葉低木
品種名:ビョウヤナギ
学名:Hypericum chinense
花色:黄色
花期:6~7月
別名:マルバビョウヤナギ
漢字表記:美容柳、未央柳
樹高:0.5~1.5m
葉のつき方:対生
原産地:中国
栽培適地:庭木、公園樹、花材
花言葉:多感、有用、あきらめ
誕生花:6月30日
撮影:2010.06.08 葛飾区内の公園
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