ビワ・枇杷 Loquat
花弁は5枚。葯には毛が密に、自家受粉が可能で、初夏に卵形をした黄橙色の実をつける。
ビワは、バラ科の常緑高木およびその果実。ビワは果実が楽器のビワに似てることから、その名前がつけられたといわれてます。
露地成熟の5~6月に出回る果実は、大きな種子が気にはなりますが、果汁が甘酸っぱく、さわやかな味わいです。
中国原産と言われ奈良時代には渡来していたようです、国内でも自生が確認されていて、その原産説は定かではありません。
現在生産栽培されている品種は中国原産です。
葉は互生し、葉柄は短い。葉の形は20cm前後の長楕円形で厚くて堅く、表面が葉脈ごとに波打つ。縁には波状の鋸歯がある。
枝葉は春・夏・秋と年に3度伸長する。
花芽は主に春枝の先端に着く。花芽は純正花芽。花期は11~2月、白い地味な花をつける。
花弁は5枚。葯には毛が密に生えている。自家受粉が可能で、初夏に卵形をした黄橙色の実をつける。
果実は花たくが肥厚した偽果で、全体が薄い産毛に覆われている。
寒さに弱いので、栽培には南向きの日当たりのよい斜面などが適しています。
長崎県、千葉県、鹿児島県などの温暖な地域での栽培が多いものの若干の耐寒性を持ち、寒冷地でも冬期の最低気温-10℃程度であれば生育・結実可能です。暖地なら庭木にもなり、その果実を味わうことができます。
【基本データ】
科属:バラ科ビワ属
園芸分類:常緑高木
品種名:ビワ
学名:Eriobotrya japonica
漢字表記:枇杷
花期:11~2月
別名:――
樹高:10m前後
花色:白色
原産地:中国・日本
花言葉:温和、治癒、あなたに打ち明ける
誕生花:1月25日、6月27日、12月9日、12月20日
撮影:2008.06.27 都立向島百花園
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