カリン・花梨 Chinese quince
3~5月に咲く花は薄紅色で美しく、5枚の花弁からなる白やピンク色の花を咲かせます。
カリン・花梨はバラ科の落葉高木です。中国原産です。
平安時代には渡来していたと言われています。
3~5月に咲く花は薄紅色で美しく、5枚の花弁からなる白やピンク色の花を咲かせます。
葉は互生し倒卵形ないし楕円状卵形、長さ3~8cm、先は尖り基部は円く、縁に細鋸歯があります。
結実期は10月~11月で、果実は長さが10cmくらいある長円形で洋梨のような形をしています、
緑色から黄色に熟します。熟す頃には香りが強く感じられます。
果実は木質で渋く石細胞が多く堅いため生食できませんが、砂糖漬けやジャム、果実酒などに利用されます。加熱すると渋みは消えます。
カリンの果実に含まれる成分は咳や痰など喉の炎症に効くとされ、のど飴に配合されていることが多い。
鉢植え、庭木の他、盆栽にも仕立てられて楽しめます。
【基本データ】
科属:バラ科ボケ属
園芸分類:落葉高木
品種名:カリン
学名:Chaenomeles sinensis
別名:カラナシ、カリントウ、アンランジュ、キイボケ
漢字表記:花梨
花色:白、ピンク、赤色
花期:3~5月
果実期:9~11月
原産地:中国東部
樹高:300~800m
花言葉:唯一の恋、努力、可能性
誕生花:11月1日、11月21日
撮影:2013.11.17 都立向島百花園
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