フキノトウ・蕗の薹 Japanese butterbur scape
早春を告げる花として、雪がとけた間からフキノトウが顔を出すともうすぐ暖かくなる日も近いと感じます。
フキノトウは、野山など、日当たりの良い所に自生するキク科の多年草。
葉の出る前に花茎をのばし、雌株は高さ約30cm、雄株は高さ約45cm。雄花は黄白色、雌花は白色。
早春のころ地面から顔を出す小さなフキノトウは、フキの若い花茎で、淡緑色の苞(芽やつぼみを包み、保護する葉)に包まれています。
早春を告げる花として、東北地方などで雪がとけた間からフキノトウが顔を出すともうすぐ暖かくなる日も近いと感じます。
天ぷらにしたり,味噌汁など食卓を飾ることも多い、薬用としてせき止めに効果があります。
暖かくなるにつれて苞を開き、半球状に花をのぞかせます。
食べごろはころころまでで、花茎はどんどん伸び、続いて地下茎からは葉も出てきます。
若葉や葉の柄も食用になります。
山では沢や斜面、河川の中洲や川岸、林の際などで多く見られる。
郊外でも河川の土手や用水路の周辺に見られ、水が豊富で風があまり強くない土地を好み繁殖します。
東京でも中川土手を散策していたら、先日の大雪のあいだからフキノトウが顔をだしているのを発見できました。
【基本データ】
科属:フキノトウ科フキノトウ属
園芸分類:多年草、シダ植物
品種名:フキノトウ
学名:Osmunda japonica
英名:Japanese butterbur scape
漢字表記:薇
鑑賞期:4~9月
花期:花は咲きません
別名:――
草丈:~1.5m
原産地:日本
利用法:山菜・野草
花言葉:秘めたる若さ、夢、夢想
誕生花:2月9日、8月27日
撮影:2017.04.04 文京区 東京大学附属小石川植物園
撮影:2010.04.21 都立向島百花園
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