カキツバタ・杜若(1) Japanese iris, rabbit-ear iris

ハナショウブのように水田の栽培を必要としないで、普通の土壌で栽培できます。

カキツバタ・杜若 名は、書きつけ花の意味で、この花の汁をこすりつけて布を染めたことによる昔の行事に由来しています。
「いずれがアヤメかカキツバタ」という慣用句があります。
どれも素晴らしく優劣は付け難いという意味ですが、見分けがつきにくいという意味にも用いられます。
アヤメ、カキツバタ、ハナショウブの区別は慣れない人には難しいものです。
カキツバタは外花被片上面の白い部分に網目模様がなく、アヤメと区別できます。
また、外花被片基部の細い部分は黄みをおびる。内花被片は直立して、ノハナショウブよりも長い。
また、花期では、カキツバタ、アヤメ、ハナショウブの順に開花します。
自然開花では、カキツバタの咲いている時期にハナショウブはつぼみの状態で、ハナショウブの咲いている頃にカキツバタを観ることはできません。


カキツバタ・杜若 【基本データ】
科属:アヤメ科アヤメ属
園芸分類:多年草
品種名:カキツバタ
学名:Iris laevigata
英名:Japanese iris, rabbit-ear iris
漢字表記:燕子花、杜若
花期:4~6月
花色:青紫色
生育地:湿地、水辺
花の大きさ:12cm
花のつき方:花茎の先に2~3個
花びら:外花被片3、内花被片3。外花被片の上面基部中央の脈は白色
別名:――
草丈:50~80cm
原産地:日本、東南アジア
分布:北海道~九州
備考:準絶滅危惧種
花言葉:幸運がくる、音信、幸運、雄弁
誕生花:4月17日、5月13日、6月10日、7月3日
撮影:2019.05.04 水元公園
撮影:2012.04.29 筑波実験植物園
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