ムラサキ・紫 Red-root lithospermum
初夏から夏にかけて白い花を咲かせます。
万葉集にもその名が出ているほど歴史は古く、奈良時代から江戸時代末期まで高貴な色の染料として栽培が行われてきました。
しかし、明治時代以降は合成染料の登場により商業的価値を失い、国内の自生地はほぼ壊滅。
絶滅危惧種IB類(環境省レッドリスト)に指定されるまでになって、幻の野草となっています。
現在では中国から近縁種が輸入され栽培用には、同属異種のセイヨウムラサキがムラサキとして流通しています。
【基本データ】
科属:ムラサキ科ムラサキ属
園芸分類:多年草(耐寒性)山野草
品種名:ムラサキ
学名:Lithospermum erythrorhizon
英名:Red-root lithospermum
漢字表記:紫
花期:8~10月
花色:白色
花の大きさ:1cm程度
草丈:40~70cm
原産地:日本
耐寒性:強い
利用法:野草
花言葉:――
誕生花:――
撮影:2008/05/21 都立水元公園