ジンチョウゲ・沈丁花(1) Winter daphne

花びらのように見えるのは、萼(がく)が筒形になったものです。挿し木で増やします。

ジンチョウゲ・沈丁花 冬からつぼみが濃紅色のがあって、いつ咲くのかなと常々思っていますが、その年の気候などによっても違ってきますが、春早く、濃厚な甘い香りを放って手まり状に花が咲きます。
開いた花の内側は淡紅色でおしべは黄色。枝の先に20ほどの小さな花が手毬状に固まってつきます。
花を囲むように葉が放射状につきます。葉は月桂樹の葉に似ています。春の季語としてよく歌われます。
早春の風にのって香りをはこんでくれる、梅やジンチョウゲの香りが強いのは活動が活発でない虫に花の位置を知らせるためだとか。
この香りが春の訪れをイメージさせるほど、広く親しまれています。
原産地は中国南部で、日本では室町時代頃にはすでに栽培されていたとされています。
日本にある木は、ほとんどが雄株で雌株はほとんど見られません。
花びらのように見えるのは、萼(がく)が筒形になったものです。雌しべ、雄しべは見られません、挿し木で増やします。


ジンチョウゲ・沈丁花 【基本データ】
科属:ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属
園芸分類:常緑低木
品種名:ジンチョウゲ
学名:Daphne odora
樹高:100~150cm
花期:2~4月
花色:淡紅、白色
花びら:なし。がくが筒形で先が4裂する
葉のつき方:互生
原産地:中国
花言葉:栄光、不死、不滅、永遠
誕生花:1月16日、2月10日、2月23日、3月1日、12月15日
撮影:2012.03.19 葛飾区内自宅

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