ニセアカシア・ハリエンジュ(1)
樹高は20~25mになります。葉は、初夏、白色の総状花序で蝶形花を下垂します。
きれいな花が咲き、観賞用として価値が高いことから街路樹や公園にも植えられるニセアカシアです。
植物の名前でニセ○○とか○○モドキなどがあって随分失礼な名前だと感じた方もおられるとおもいます。以下のような曰くがあります。
明治期に日本に輸入された当初は、このニセアカシアをアカシアと呼んでいました。
後に本来のアカシア(ネムノキ科アカシア属)の仲間が日本に輸入されるようになり区別するためにニセアカシアと呼ぶようになったが、今でも混同されることが多い。
たとえば、札幌のアカシア並木も、アカシア蜂蜜として売られているものも、西田佐知子のヒット曲『アカシアの雨がやむとき』、石原裕次郎のヒット曲『赤いハンカチ』や北原白秋の『この道』に歌われる“アカシアの白い花”や、2000年代に入ってからは松任谷由実の『acacia (アケイシャ)』やレミオロメンの『アカシア』もすべてニセアカシアを歌った曲です。
北海道でアカシアというと、この木を指しますが、本来のアカシアは(ネムノキ科アカシア属)です。
樹高は20~25mになります。葉は、初夏、白色の総状花序で蝶形花を下垂します。
奇数羽状複葉で小葉は薄く5~9対。基部に1対のトゲ(托葉に由来)があります。
小葉は楕円形で3~9対。4~6月頃、強い芳香のある白い蝶形の花を10~15cmほどの房状に大量に咲かせます。
花の後に平たい5cmほどの鞘に包まれた4~5個の豆ができます。
【基本データ】
科属:マメ科ハリエンジュ属
園芸分類:落葉高木
品種名:ニセアカシア・ハリエンジュ
学名:Robinia pseudoacacia
和名:ハリエンジュ(針槐)、
英名:Locust tree
花期:4~6月
花色:白色
花びら:蝶形花
葉のつき方:奇数羽状複葉で互生
原産地:北アメリカ
木の高さ:20~25m
栽培適地:全国
用途:庭木、公園、街路樹など
花言葉:慕情、親睦、友情、優雅、頼られる人
誕生花:5月11日、6月8日、9月18日
撮影:2017.05.11 越谷アリタキ植物園前の公園
撮影:2013.05.04 都立水元公園
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