オニバス・鬼蓮 Gorgon plant, prickly water lily
葉を突き破って開放花となるのが、一般的にオニバスの花として観察できるようになります。
浮水性の水草であり、夏ごろに巨大な葉を水面に広げる。
植物全体に大きなトゲが生えており、「鬼」の名が付けられています。
特に葉の表裏に生えるトゲは硬く鋭い。
葉の表面には不規則なシワが入っており、ハスやスイレン等と見分けることができる。
また、ハスと違って葉が水面より高く出ることはなく、地下茎(レンコン)もない。
花は水中での閉鎖花が多く、水中で自家受粉で種子をつくります。
葉を突き破って開放花となるのが、一般的にオニバスの花として観察できるようになります。
種子は全てが翌年に発芽するとは限らず、数年から数十年休眠してから発芽することが知られている。
そのために自生地の状態によってはオニバスが多数見られる年と見られない年ができることがある。
オニバスの咲いている池は大きく、花を撮影したい場合は池の端に咲いている花が少ないので、標準レンズよりも望遠レンズを持参したいと思います。
【基本データ】
科属:スイレン科オニバス属
園芸分類:一年生の水生植物
品種名:オニバス
学名:Euryale ferox
生育地:池、沼
花期:7~9月
花色:紫色
花のつき方:水上に出る柄に1個つく
花びら:多数
花の大きさ:4cm
葉のつき方:互生
原産地:アジア
備考:絶滅危惧Ⅱ類
花言葉:神秘的
誕生花:9月5日
撮影地:2010.07.22 都立水元公園