メギ科
花は両性花(雌雄同株)で、がく片、花弁と雄蕊は多くは3、4または6個(花弁を欠くものもあります)。
メギ科(Berberidaceae)は双子葉植物に属する科で、多年草と低木を含み、約15属570種(大部分がメギ属)が主に北半球に分布しています。日本には、7属、14種が分布しています。
花は両性花(雌雄同株)で、がく片、花弁と雄蕊は多くは3、4または6個(花弁を欠くものもあります)、雌蕊1本(心皮1個)からなり、子房上位。アルカロイドを含むものが多く、メギ(ベルベリンを含む)、イカリソウ(漢方薬)、ナンテンなど薬用になるものや、有毒なものもあります。
葉は単葉または複葉で互生につきます。
園芸用に広く栽培されるナンテンやヒイラギナンテンのほか、イカリソウなどのように花が美しいので山草として栽培されるものがあります。
維管束が分散するものもあるため、単子葉植物との類縁が考えられたこともあります(現在は特に近縁ではないと考えられています)。
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イカリソウ・碇草
花は赤紫色で春に咲き、船のイカリに似た形の花をつけます、4枚の花弁が距を突出し錨のような特異な形をしているためこの名がある。
科属:メギ科イカリソウ属
園芸分類:多年草
花期:3~6月
花色:紅紫~白色
ナンテン・南天
ナンテンは「難を転ずる」に通じるため、縁起が良いとされています。
科属:メギ科ナンテン属
園芸分類:常緑低木
花期:5~7月
花色:白色
バイカイカリソウ・梅花碇草
イカリソウの仲間ですが、イカリソウよりは、かなり小さな花をつけます。
科属:メギ科イカリソウ属
園芸分類:多年草・野草
花期:4~5月
花色:白色
ヒイラギナンテン・柊南天
名前はヒイラギのようなとげとげした葉をもち、木の姿がナンテンに似ているため。
科属:メギ科ヒイラギナンテン属
園芸分類:常緑低木
花期:3~4月
花色:黄色
別名:トウナンテン