ツワブキ・石蕗(1) Leopard Plant
先端に散房花序をつけ、直径5cm程度の黄色い花を数輪咲かせる。
ツワブキの名前の由来は、葉に光沢がありつやがありフキに似ていることから、「つやブキ」が転訛して、ツワブキになったといわれています。
江戸時代から栽培され、つやのある大きな丸い葉が、一年中青々として美しく、日本庭園に好んで使われてきました。
斑入り品種や葉にしわが寄る品種などもあります。小ギクのような鮮黄色の花を開き、花の少なくなる晩秋の庭を彩ります。
八重咲きや斑入り葉の品種もあります。
多年草で、草丈は50cm程度。地下に短い茎があり、地上には葉だけが出る。
葉は根生葉で葉身は基部が大きく左右に張り出し全体で円形に近くなる。
長い葉柄を持ち、葉柄は大きく切れ込んだ葉身の中心につく。これらの点はフキによく似ています。
その葉は厚くて表面につやがあり、緑色が濃く、若いときには綿毛が多い。
花期は10~12月。葉の間を抜けて花茎を伸ばし、その先端に散房花序をつけ、直径5cm程度の黄色い花を数輪咲かせる。
フキが夏緑性であるのに対して、ツワブキは常緑性です。
日のあまり当たらない場所でもよく育ちます。庭の観賞用としても、佃煮、酢みそあえ、天ぷらなど食用としても使えます。
また、民間薬として胃腸薬、抗菌作用があるため切り傷などに用いられている。
【基本データ】
科属:キク科ツワブキ属
園芸分類:多年草
品種名:ツワブキ
学名:Farfugium japonicum
漢字表記:石蕗
花期:10~12月
花色:黄色
花の大きさ:4~6cm
草姿:立性
草丈:30~80cm
原産地:日本、台湾、中国
耐寒性:ふつう
利用法:花壇、グランドカバー、切り花
花言葉:謙譲、困難に傷つけられない、
先を見通す能力、愛よよみがえれ
誕生花:11月20日、11月27日、12月17日、12月28日
撮影:2015.12.01 皇居東御苑
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