サルビア(1) Salvia splendens
主に鑑賞用やハーブとして薬用、香料の材料として栽培されているサルビアがあり、名称も分類も複雑です。
学名に「救う」の意味があり、「長生きしたければ5月にサルビアを食べなさい」ということわざがあります。
単にサルビアと呼ぶ場合代表種のコモン・サルビアやガーデンサルビアを指しますが、沢山の仲間があります。
また、サルビア属以外で○○○サルビアと呼ばれるものがあり、観賞用サルビアでサルビアの名前がついているものが多数あります。
花の名前だけではハーブなのか判断できない場合があります。
抗酸化作用があり、老化防止を期待できる。観賞用サルビアの近縁種で、葉にツンとした香りと、ピリッとした辛みがあります。
葉は乾燥させると香りがより強くなり、料理に用いると肉や魚の臭みをとり、風味が残ります。
また、ソーサルビアづくりでは欠かせないスパイスです。
茶には鎮痛・鎮静作用がありますが、妊婦は大量に飲まない方がよい。
花のない季節にも庭の彩りとなり、黄班のゴールデンサルビアや、新芽が紫色になるパープルサルビアや、赤、淡黄、緑に発色するトリカラー・サルビアは美しい。
【基本データ】
科属:シソ科アキギリ属
園芸分類:多年草または常緑性の低木、ハーブ
品種名:サルビア
学名:Salvia officinalis
和名:薬用サルビア
花期:5~11月
収穫期:周年
利用部位:葉、花
利用法:スパイス、茶、ポプリ、クラフト
保存法:乾燥
原産地:ヨーロッパ南部
草丈:30~80cm
花色:白、淡赤、赤、淡黄色
草姿:木立性
耐暑性:ふつう
耐寒性:弱い
花言葉:家庭の徳、家庭的、家族愛
誕生花:5月9日 6月20日 10月4日 10月13日 10月25日 11月5日 12月18日
撮影:2009/07/24 足立区都市農業公園
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