ゴマノハグサ科
花冠の先が唇状に2裂した唇形花をつけるものが多く、上側を上唇、下側を下唇と呼ぶ。
ゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)は、双子葉植物に属する科のひとつ。草本または低木(キリは高木)からなり、220~300属、4000~4500種を含む(ただし後述のように新しいAPG植物分類体系ではその多くが他の科に移されている)。世界的に分布し特に温帯や熱帯の高山に多い。
花冠の先が唇状に2裂した唇形花をつけるものが多く、上側を上唇、下側を下唇と呼ぶ。ふつう上唇は2個。下唇は3個に分かれるが、イヌノフグリの仲間のように上唇が合着して1個のように見えるものも多い。
花は左右相称、花弁は合着して4~5裂し、シソ科に似た唇状、あるいは筒状になるものもある。果実は2つに裂ける。
ジギタリス(強心剤)、ジオウ(地黄:漢方薬)などの薬用植物を含む。またキンギョソウ、カルセオラリアなど花が美しいものは観賞用に栽培される。
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