スイカズラ科(1)
葉は対生し単葉でまれに複葉です。花は両性花で左右相称か放射相称です。
スイカズラ科(Caprifoliaceae)は双子葉植物の科で、16属500種前後からなり、北半球温帯、特に東アジアと北米に多く分布しています。
葉は対生し単葉でまれに複葉です。花は両性花で左右相称か放射相称です。合弁花冠は普通蜜腺を有し、子房は下位で、種子には胚乳があります。
スイカズラのほか、花を観賞するアベリア、タニウツギや、庭木にするサンゴジュ、果実を食用にするハスカップ(クロミノウグイスカグラ)、ガマズミ、ニワトコなどを含んでいました。多くは木本で一部はつる性あるいは草本です。
最近の研究で従来のスイカズラ科はいくつかの系統(大部分がマツムシソウ目に入る)に分かれることが明らかになりました。新しいAPG分類体系では、CarlemanniaとSilvianthusの2属をCarlemanniaceae(カールマニア科:シソ目)に、ニワトコ属とガマズミ属をレンプクソウ科(マツムシソウ目)に移しています。その他は狭義のスイカズラ科と、リンネソウ科、タニウツギ科に分けています(これらにマツムシソウ科やオミナエシ科を加えれば単系統にまとまるので、それをスイカズラ科としてもよい)。
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