アサギマダラは、チョウ目タテハチョウ科マダラチョウ亜科に分類されるチョウの1種。
翅の模様が鮮やかな大型のチョウで、長距離を移動します。
成虫の前翅長は5~6cmほど。翅の内側が白っぽく、黒い翅脈が走る。
この白っぽい部分は厳密には半透明の水色で、鱗粉が少ない。
和名にある「浅葱」とは青緑色の古称で、この部分の色に由来する。
翅の外側は前翅は黒、後翅は褐色で、ここにも半透明水色の斑点が並ぶ。
アサギマダラの幼虫は、ガガイモ科の仲間(キジョラン、オオカモメヅル、イケマなど)を食べて育ちます。
日本全土から朝鮮半島、中国、台湾、ヒマラヤ山脈まで広く分布する。
成虫は、春から夏にかけて南から北上、移動先で世代を重ねた後、秋にの南下をする「渡り」をすることが知られています。
【基本データ】
分類:チョウ目タテハチョウ科
学名:Parantica sita
英名:Common Bluebottle
漢字表記:青条揚羽
別名:クロタイマイ
大きさ:(前翅長)32~45mm
時期:5~10月
分布:本州・四国・九州・沖縄
食草:ガガイモ科植物の葉