葛飾区伝統産業館で毎月第3土曜日午後に体験教室を開催しています。2018年7月のテーマは伊勢形紙 松井 喜深子(まつい きみこ)氏の「布バックに柄付け」でした。
受講定員20名ですが、申し込み人数は7名でした。午後1時からの開催で始まりました。
体験教室は「布バックに柄付け」の制作過程の講習と注意事項の説明から開始しました。
伊勢形紙は、着物の柄や文様を染めるのに用いる形紙のことで、千年以上の歴史を誇る伝統工芸品です。和紙を柿渋で加工した形紙に、彫刻刀で着物の文様や、図柄を丹念に彫りぬいたものです。
体験教室では、たくさんあるオリジナル見本の形紙を選び、見本と渋紙を重ねて墨でくり抜く図柄できます。その墨の部分をデザインカッターで図柄を切り抜いていきます。図柄のデザインによつて、かなりの精密、精緻が要求され細かな作業になります。
布バックの上にデザインカッターで切り抜いた形紙をのせて「布描きえのぐ」で染色します。
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