吉田潤之助が菖翁より分譲を受けた品種をもとに、鉢植え栽培向きに、組織的に改良が行われました。この組織は熊本花菖蒲満月会となり、鉢植え用花菖蒲の礎をつくり、花菖蒲の著しい発展に大きく貢献しました。
熊本満月会は、結成当初から苗は門外不出としています。この掟は、現在でも引き継がれているようです。
一部の品種は会から持ち出され、改良が加えられて、一般に肥後系として栽培されるようになります。
明るい藤がかかる紫色に白筋が鮮明に入る。豪華で美しい六英大輪花です。草丈は80cmほどで、性質、繁殖は普通です。
【基本データ】
科属:アヤメ科アヤメ属
学名:Iris ensata
系統:肥後系
品種名:舞扇・まいおうぎ
作出者:平尾秀一
作出年代:1957
花容:六英大輪花
花径:cm
花期:晩
草丈:80~120cm
花色:桃色
園芸分類:多年草
原産地:日本
花言葉:信じる、和解、吉報、優しさ、心意気、優しい心、優雅
誕生花:5月5日、5月8日、5月20日、5月31日
撮影:2019.06.01 水元公園、堀切菖蒲園、足立区しょうぶ沼公園