暖地の林内でやや湿り気のある日陰に群生、根茎を伸ばして繁殖し群落を作る。花茎は高さ約10cm。
先に総状に淡紅紫色の花をまばらにつける。花は6個の花被片(かひへん)からなる。葉は長さ10~30cmの広線形で、花茎よりも高くなる。冬には赤く熟する液実をつける。
名前の由来は、吉事があると花が咲く、という伝説からきているが、実際はかなり暑さ寒さに強い花です。葉が大きくなる割に花が小さいため見付け難いためでしょう。
【基本データ】
科属:ユリ科キチジョウソウ属
学名:Reineckea carnea
漢字表記:吉祥草
花期:9~11月
別名:観音草(カンノンソウ)・吉祥蘭(キチジョウラン)
花色:淡紅紫色
園芸分類:常緑多年草・山野草
草丈:10cm
原産地:日本~中国
分布:関東地方以西~九州
耐寒性:強い
花言葉:吉事、よろこび、祝福
誕生花:10月5日
撮影地:都立向島百花園
撮影日:2010.11.05