葉が展開する前に、枝一面に黄金色の花の塊を付け、遠くから見ると木全体がまっ黄色にみえます。近くでよく見ると小さな黄色の花がたくさん咲いていて面白い花姿が印象に残りました。春の清々しい青空に黄色の花が見事に咲いていました。
北関東はサンシュウの北限と言われています。中国、朝鮮の原産で、日本には享保年間(1720年ころ)に薬用植物として渡来しましたが、花が美しく風雅な趣があるので、庭木や盆栽、切り花など観賞用に広く栽培されています。秋の赤い実も美しく、果実酒にできます。
【基本データ】
科属:ミズキ科ミズキ属
学名:Cornus officinalis
和名:サンシュユ
花期:3月
花色:黄色
別名:ハルコガネバナ、アキサンゴ、ヤマグミ
園芸分類:落葉小高木
漢字表記:山茱萸
花びら:4裂
花の大きさ:4~5mm
葉のつき方:対生
原産地:中国、朝鮮半島、朝鮮から江戸時代中期に薬用として渡来。
季語:春
生薬:果実(正確には偽果)は、山茱萸という生薬。日本薬局方に収録されており、強精薬、止血、解熱作用がある。また、牛車腎気丸、八味地黄丸などの漢方方剤に使われる。
花言葉:持続、耐久、気丈な愛
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栽培適地:本州~九州
用途:庭木、街路樹、花材
誕生花:1月18日、2月12日、2月21日、3月17日
撮影地:足立区大谷田公園
撮影日:2012.03.13
カメラ:Canon EOS 60D