緑色の細枝に、黄色い蝶のような花が無数に咲いて、あたりを明るくします。生育旺盛で3年もすれば2mほどになり、穏やかなカーブを描いて下垂します。
花を見るとマメ科特有の形をしています、改良されて花色も黄色、白やピンクなどいろいろな園芸品種があります。日本には江戸時代の1673~81年に渡来していたようです、枝がほうき状になっていることから学名、英名、仏名ともに「ほうき」を意味します。
花は切り花としても利用され、とくに石化して扁平になった枝は生け花の特異な素材になっています。耐寒性もあり、丈夫で育てやすい花木です。
エニシダは薬用効果がありますが、毒が強いため一般の人が服用するのは危険です。
【基本データ】
科属:マメ科エニシダ属
園芸分類:常緑又は半落葉低木
学名:Cytisus scoparius
別名:エニスダ
花期:4~5月
漢字表記:金雀枝
花色:黄色
樹高:2~3m
花びら:蝶形花
葉のつき方:3出複葉
原産地:ヨーロッパ地中海沿岸
栽培適地:全国
花言葉:謙遜
誕生花:3月12日 3月26日 3月30日 4月8日 4月28日 9月20日
カメラ:Canon EOS 60D
撮影:2011.02.27 三陽メディアフラワーミュージアム